QAD Tomorrow (5/19 開催):これ以上ないサプライチェーン・ストレスから何を学んだか?

“物事は最も運に恵まれない能力が不十分なサプライヤーと同じ速度でしか進行しません。" イーロン・マスク氏

2020年は非常に厳しい年でした。年を越すと、世界が通常に戻るであろうと製造メーカーは期待しましたが、テキサス州での冬の竜巻と暴風雨、欧州主要国ではロックダウン、スエズ運河での大型船座礁事故などで明らかなように、それは実現しませんでした。

しかし、新型コロナウィルスのパンデミックに関しては、少なくともトンネルの終わりに光が見えてきたともいえそうなので、安堵感を覚えています。

では、どうすればいいのでしょうか?ほとんどの製造メーカーはパンデミックを乗り越えましたが、それは私たちのサプライチェーンが健全であることを意味するのでしょうか?これはどのくらい運が良かったのか?私たちは先に進み、通常通りのビジネスに戻りたいと思っていますが、2020年はサプライチェーンに対するストレス・テストという形で私たちにチェレンジを与えてくれました。それを無視するか、そこから学ぶか、確実なことはいくつかあります。今後もディスラプションは続くでしょうし、それは前回と同じとは限りません。幸運に恵まれることもあるでしょうが、常に幸運でいることはできません。

 

昨日の教訓を明日に活かす

QAD Tomorrow は、製造メーカーがサプライチェーンの課題や根本的な原因、それらを克服するためのベストプラクティスを理解するためのオンライン・イベントです。サプライチェーンを考えるとき、効率性、アジリティ、レジリエンス(回復力)が重要な要素となります。現在のプロセスでは、多くの製造メーカーが、これらはトレードオフの関係にあると考えています。プロセスを再構築し、ベストプラクティスを活用することで、効率性、アジリティ、レジリエンスを同時に向上させることができます。そのためトレードオフを最小限に抑えることができ、正しく実行すれば、双方とも強化することができます。

例えば、戦略的な調達を考えてみましょう。スケーラブルなプロセスで複数のサプライヤーと連携することで、競争によるコスト削減、変化するニーズに対応したサプライヤーへの迅速な需要シフトを可能にするアジリティの向上、マルチベンダー・ソーシングによる単一障害点の低減によるレジリエンスの強化を実現することができます。

サプライチェーンを考えるとき、各ノード、つまりサプライヤー、製造メーカー、流通業者、卸売業者、小売業者などに目が行きがちですが、それぞれのノード間のつながりや、サプライチェーンがまたがる国ごとの規制の違いが果たす役割は過小評価されがちです。取引関係から戦略的関係への移行、輸送パートナーとの緊密な連携による陸揚費用の最適化、リアルタイム更新と自動化を活用した関税、税金、コンプライアンスへの積極的な対応は、サプライチェーンのパフォーマンスに大きな影響を与えます。

従来のサプライチェーンの考え方は、主にモノの流れに焦点を当てていました。サプライチェーンの上下にある情報の流れに集中することで、サプライチェーンの実践を最適化するためのレールを作ることができます。どんなに効率的な物流であっても、距離と列車、船、トラック、飛行機の速度に制約されます。一方、情報は光の速さで動くことができます。統合されたサプライヤー管理は、サプライヤーのコラボレーションとサプライチェーンの可視性を向上させ、需要と供給の変化への迅速な対応を可能にします。

 

QAD Tomorrowでお待ちしています

5月19日(水) に開催する  QAD Tomorrow で、今日のサプライチェーンの課題や根本的な原因、それらに対処し克服するための最新のベストプラクティスについて学びます。製造メーカーや業界エキスパートの意見を聞くことができます。また、統合されたサプライヤー管理の自己診断ツールを活用して、自社の現状を把握し、どのようにすれば目標を達成できるかを評価します。

  • QAD Tomorrow

  • 日時:5月19日(水) 12:00 ~ 13:00 (予定)

  • 会場:オンライン

詳細およびご登録は  こちら