自動車サプライヤーのFracoが、QADとQuistemが提供する「業務再開に向けたチェックリスト」を活用し、どのようにして円滑に業務を再開させたのか

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、2020年に世界中で大きな混乱を引き起こしました。サプライチェーンの混乱により、Fracoだけではなく、世界中の多くの自動車サプライヤーの製造オペレーションが停止しました。コロンビアのボゴタに拠点を置く同社は、ガスケットとガソリンおよびディーゼルモーター用のリテーナーで、世界中で事業展開し数多くの顧客がいます。

 

課題:オペレーションが中断しているでも顧客要求を満たす

新型コロナウィルスが世界規模で拡大し始めた頃から、世界はウイルスの感染拡大を抑制しようとロックダウンを開始しました。多くの企業がそのドアを閉め、従業員には在宅勤務を求めました。他の多くの国と同様に、コロンビア政府は、製造業を含む国内のすべての非重要企業の閉鎖を命じました。Fracoでは、QAD ERPのオンプレミス版を運用していたため、FracoのITチームは、従業員が在宅で仕事をするために必要なリソースを迅速に確保してから閉鎖する必要がありました。感染拡大による混乱は、Fracoの適応性を高め、リモートワークへの移行を容易にするクラウドへのアップグレードの魅力を際立たせました。

 

ソリューション:QADとQuistemが提供する業務再開に向けたチェックリストとWebinarの活用

2020年の4月になると、コロンビア政府は、企業がガイドラインを厳守した上で限定的な事業を開始することを許可しました。 Fracoは、安全バリア、手指衛生ステーション、ソーシャルディスタンスのガイドを設置しました。ただし、パンデミック状況で従業員の安全を保ちながら、製造を再開するという複雑な性質に対処するために、より多くの情報収集に関心がありました。

この頃、QADの自動車業界担当チームはQuistem、AIAGと提携し、 自動車関連企業が業務を再開する際のリスクについて、オペレーションの観点から考慮するべき主要領域をハイライトした、13項目のチェックリストを作成し始めました。QADはまた、従業員の健康に関わる危機に際しての製造施設の安全な再稼働とラテンアメリカにおける再稼働についての2つのWebinarを開催しました。

 

利点:

Fracoは、強制的な操業停止からわずか2カ月後の5月に操業を再開しました。政府の健康ガイドライン、社内手続き、に加えて、自動車業界の業務再開に向けたチェックリストは、パンデミックの影響で複雑な国境規制を抱えていた顧客からの注文に対応し、業務を再開するために必要なサポートを提供してくれました。

 

“業務再開に向けたチェックリストはQADがいかに顧客やその業界に役立っているかを示す良い例です。QADは単にソフトウェアを販売しているのではなく、なんとかして製造業をより良くしようと尽力してくれています。”  

Fraco 財務担当バイスプレジデント Javier Ochoa氏

 

Fracoの事例の全文は 「業務再開に向けたチェックリストを活用してニューノーマルに備える」をご確認ください。